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断食道場で1週間の断食コースを受けてみた
断食開始
当時は断食ブームのハシリでした。道場的なところがチラホラ出来始めた時代。「道場」と言っても、私が選んだのは山奥の綺麗な施設でした。費用は7泊8日で8万円くらいだったと思います。今は2〜3日の短いコースしかないようですが、方法はほとんど同じなので体験談をシェアします。
コース開始の前日は夕食を抜いてから行きます。現地では食事代わりに、朝昼晩と酵素ドリンクを飲みます。毎日、マッサージや整体、カッピングなどの施術が1時間ほど付いています。後は、栄養講座も何回かあります。
そして、その他はずっと自由時間です!つまり、1日の大半は暇。部屋にいても時間が経たないので、毎日山の中をひたすら散歩していました。同時期に入所した仲間と一緒に歩いたりもしていました。皆やることがないですし、お散歩を勧められますからね。街に近づくと、飲食店が目に入ってしまうので、そういう所は極力避けて、大自然の中で欲求をコントロールします。
緑いっぱいの山の中をひたすら歩くことで清々しい気分になります。時間に追われることもなく、のんびりした気持ち。。非日常感覚満点です。
回復食と結果
大自然の中での散歩、マッサージ、酵素ドリンク・・の繰り返しで、3日間が過ぎました。誘惑するものが何も無いので、2日目あたりからは空腹もあまり感じなくなりました。部屋にはテレビもありません。皆が集うリビングにはテレビはあれど、食べ物系が出てきたら辛いので基本は見ません。
3日間の断食を終えると、回復食に移行します。回復食の初日は全粥から始まり、8分粥、5分粥と、少しずつ固形の食べ物に戻していきます。それに伴い、おかずも増えていきます。回復食3日目には玄米ご飯と精進料理が出てきます。最終日の食事は結構ボリュームもあります。
断食日数と同じ時間をかけて、回復食を取り、1週間のデトックスコースを完了します。ゆっくりと元の食事に近づけることで、内臓への負担を軽減し、リバウンドを防止していきます。私の減量結果は-3キロ。同時期に参加した皆の結果は、-1.5〜3.5キロくらいの間でバラバラでした。
断食明けのリバウンドの速さが半端ない
確かに、健康的になったかもしれない
帰宅する途中、変化を感じました。ファーストフード店の前を通りかかりましたが、いつもはつられてしまうポテトの良い匂いも、なぜか不快に感じるんです。
帰宅後も2〜3日は違和感を感じまくりでした。菓子パンなんかを食べてみても、油っぽくておいしく無いと感じます。外食すると、どれも塩っぱくて食べられません。。
と、思っていたのも、たった2日程度。普通の食事に戻れば、やがてファーストフードも揚げ物も元どおり美味しそうに見えてきます。山奥と違って、自宅の周りは誘惑だらけ。目の前にはコンビニがあり、近所にはスーパーもファーストフード店もパン屋さんもあります。
違和感は最初の一口目だけだった
大好きなフライドポテトも、最初の一口だけは違和感がありました。その時は残すのですが、次からは、なぜかもう違和感もなく、普通に美味しく食べられます。。
断食道場での減量は「山奥の心地よい施設で断食をし、大自然の中を毎日散歩する」という、特殊な環境だからこその体験であり、日常生活ではそれをキープできません。自分で精進料理も作らないですし、毎日酵素ジュースのみで生活できません。周りは誘惑だらけです。
結局1週間で元どおり
帰宅して普通の食事に戻したら、翌週には−3キロは消え、体重も元どおりになりました。。
せっかく、健康的な食事が美味しく感じられるようになっていたのに、一口二口とこれまで通りの食事を食べると、あっという間にその感覚さえも無くなりました。8万円という結構な金額と、1週間の休みをかけて道場に行ったにも関わらず、翌週には元どおりなんて切なすぎました。
数年後、ストレスで3週間ほぼ絶食して-10キロに
3週間、ほぼお酒のみの生活
断食道場経験の数年後、ショッキングな事件があり、ストレスで一切食べれなくなりました。毎日お酒を飲み続け、たまにヨーグルトを食べるくらいで、3週間くらいの間、ほぼ何も食べなかったです。
普段はストレスで暴飲暴食に走るタイプなのですが、この時ばかりは、恋も仕事も一気に失い、全てのやる気が無くなり、ひたすらお酒を飲んで現実逃避していました。完全に引きこもり鬱状態なので、とっても病的です。
普段とは違う特別な状況
普段は食べるのを我慢できないのに、この時は完全に鬱状態で、何も食べたくなかったんです。そのせいで、胃が小さくなり、3週間過ぎたあたりから少しずつ食事も食べ始めましたが、その後は半年くらい少量しかご飯を食べられませんでした。おかげで、1ヶ月後には−10キロも痩せてました。
短期間で一気に体重を減らすという点では、断食道場よりも効果的でした(^^;;
ストレス絶食ダイエット成功後、良かったこと、悪かったこと
良かったこと
そりゃもちろん、ぽっちゃり体型を気にしなくて良くなったことです。ギャル系のお店で「こんな細いの誰が履くの?!」と思っていたような一番細いサイズのジーンズが履けます。
でも、それ以外に選択肢があまり無いんです。。
悪かったこと
モデルや芸能人なんかは、30キロ代の人もいるようですが、私のような157cm(平均身長くらい)で、30キロ代は正直なところガリガリです。
驚いたのは、このレベルになると、市販の服がほとんど合わなくなるんです。XXSとか5号サイズがあれば良いですが、無ければSや7号サイズをお直ししていました。
痩せたのは良いけども、胸もぺったんこになりました。凹凸がない状態というか、骨と皮だけになった感がありました。これは結構ショックでした。
更には、かなり食が細くなったせいで、体力も減りましたし、疲れやすくなりました。あと、冷え性も酷くなったなぁ。。正直、健康面ではロクなことがないです。
ストレス絶食は再現できるのか
食べないと食べられないは違う
実体験して、デメリットだらけだったのに、今でも太ると、あの時のように何も食べないで激痩せできないものかと、ふと思ったりする事もあります。でも、全然再現できないんです。食べたくなくならないんです。
そりゃそうなんですよ、あの時は完全引きこもり鬱状態。だから食欲も無かったわけですが、普段の状況では食欲が無くなるわけがないんです。単なる我慢大会になってしまう。
ちなみに、「絶食」は何らかの理由で食べることが出来ない、あるいは食べないこと。 「断食」はなんらかの理由で、自らの意志で食事を取らないことです。この時は、ストレスで何も食べられなかったのは「絶食」です。
一時的に病的な状況で食べられなかったから激痩せしたわけで、日常生活では再現ができません。
歳を取ると更にできない
40代にもなると、代謝も悪くなり、何もしなくても太ってきます。中年太りってやつです。なので、やっぱり断食系に挑戦することもあるのですが、歳を取るとなぜか「多少食べなくても大して痩せない」んです。。
[st-kaiwa1r]本当に、年々、食べなくても痩せないのに、食べると太りやすい体質になってきます。。。[/st-kaiwa1r]
まとめ
断食道場1週間で−3キロ痩せるも、即リバウンドして元どおり。その後、ストレスで鬱状態になり、ほぼ食べられず1ヶ月で-10キロの激痩せをしました。
こうした特殊な環境で、一気に激痩せしても、日常生活に戻れば元どおりですし、そもそも食事制限のみで激痩せすると、胸もぺったんこになり、凹凸のないペラペラな体になります。
そうならないためには、筋トレです。男性も女性も、凸凹があるから魅力的なわけで、太くても細くても、まっ平だと何の魅力もありません。
凹凸をつけるには、筋肉が必要ですし、燃焼しやすい体づくりのためにも、健康のためにも、筋トレは欠かせません。40歳で成功した、私の筋トレダイエットの成功体験も読んでみてくださいね。この時は、メリハリのついた体になりましたよ!
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