歳を重ねるごとに身体の節々が痛んだり、若いころのように動けないことにイライラしたりしていませんか？
そう考え、パーソナルトレーニングを検討する高齢者の方は、実は意外と多いんです。加齢とともに筋力が衰えることを防ぐには、パーソナルトレーニングが最適です。
目次
中高年専門のジムが増えている
パーソナルトレーニングは、プロによるマンツーマン指導のもとで、安全に鍛えることができるとして、高齢者の方にも非常に注目されるようになってきています。今や、中高年専門のジムや出張型トレーニング、シニア専用プログラムなど、多数の高齢者専用のトレーニングが生まれています。
一般向けとの違いとしては、まずトレーニングの方法が挙げられます。通常のおもりを使ったウェイトトレーニングだと、筋肉量が減少している高齢者の方には負担になる可能性があります。そこで、おもりを使わずに出来るような自重トレーニングを中心に工夫して、無理なく身体を鍛えていきます。
他にも、食事指導はもちろん、睡眠などの生活習慣についてもアドバイスを受けることができるジムもあります。「最近よく眠れなくなった」という方でも、指導を受けることで睡眠の質を向上させ、健康的な生活を送れるようサポートします。
通う頻度は週1回が理想的
一般的な若者向けのパーソナルトレーニングは、週2回を推奨するジムが多いです。ですが、高齢者の方は、筋肉のパフォーマンスを考えると、週1回の頻度で通うのが良いでしょう。
シニア世代に多い「一度運動するとなかなか疲れが取れない」という悩みも、週に1度のレッスンであれば、疲労が十分回復した状態でトレーニングに臨めるため、精神的にも肉体的にも負担が軽くなり、続けやすくなります。
転倒は最大の敵！予防のために、脚を中心に鍛えよう！
筋肉を鍛えると言っても、その方法は色々あります。高齢者の方は、上半身よりも下半身を中心に鍛えた方が良いでしょう。
脚が十分に上がらず、ちょっとした段差につまずく
つまずいた時に下半身がしっかりしていないのでバランスが取れず派手に転んでしまう
など、脚の筋力が衰えてくると、転倒から骨折などの怪我に繋がる可能性が高くなります。骨折は、寝たきりの原因になりやすいので、適切なトレーニングで脚の筋肉をつけて、しっかり防止していきましょう。
トレーニングだけじゃない！食事管理の大切さを考えよう
筋力トレーニングだけしていれば良いかというと、そうではありません。身体づくりをする際には、食生活の見直しも大切です。若いころよりも成長ホルモンが少なくなる高齢者の方は、若い頃と同じ食生活をしていても、筋肉が減少し、脂肪が増えてしまいます。
しかし、ダイエットをしようとして単純に食事の量を減らすと、タンパク質などの身体にとって大切な栄養分まで不足し、結果的に筋肉を作ることが出来ず、脂肪となって太ってしまうのです。
60代以上の方は特に筋肉をつけることが大事で、運動と食事のバランスのとり方に注意していく必要があります。そうすることで、見た目も筋肉がつき美しく、生活習慣にもなりにくい身体を手に入れることが出来ます。
パーソナルジムを探す際には、食事指導の有無も是非確認してみてください。ほとんどのジムで並行して指導してもらえると思います。
トレーニング開始前に、疾患について確認することが大切
既になにか疾患を持っている方で、始めるのが不安な方も多いのではないでしょうか。中には、トレーニングを控えた方が良い人もいるでしょう。疾患がある方は、必ず事前に担当医師に始めて良いか許可をもらってください。また、許可できる運動に限度があるのであれば、それをトレーナーに伝えてください。上手くレッスンを組んでくれるでしょう。
高齢者向けのパーソナルトレーニングは、出張型を取ってくれる所もあります。これであれば、出かける手間もなく、安心して取り組むことができます。体験トレーニングを受けられるところもあり、続けられるか見極めることができます。
まとめ
最近人気の、高齢者向けのパーソナルトレーニング。週１回程度通うことで、怪我の予防や食事管理もできるんですね。
同じ高齢者と言っても、運動経験のある人から、全くない人まで様々ですし、トレーニングの目的も人それぞれ異なります。パーソナルトレーニングはマンツーマンのレッスンですから、ご自身の希望をしっかり伝えてみましょう。
健康的で幸せな生活が出来るように、自分にあった無理のない身体づくりをしていきましょうね。
