ダイエットにはすごく興味があるけど、忙しかったり面倒くさい、ということでなかなか始められないですよね。そんな時に気になるのが「乗るだけで痩せられる振動マシン」です。
気になる振動マシンですが、ダイエット効果って本当にあるのでしょうか?
目次
振動マシンの様々な効果
「振動マシン」はその名の通り、振動する機械です。この振動する機械に乗ることによって、体を小刻みに震えさせることができるのですが、では、体を振動させる事と痩せる事にはどんな関係があるのでしょうか。
体を振動させるとこんな効果がある
つまづいたり滑ったりと、人間の体はバランスが崩れると、バランスをもとに戻そうという反応が起こります。その反応を緊張性振動反射というのですが、その反射時に筋肉が伸縮するんです。
振動マシンはその体の反射を利用して筋肉の運動を促し、カロリー消費の効率を上げることができます。
また、伸縮運動は筋肉を鍛えることもできます。さらに、体全体が振動することによって血行を良くするという効果もあるので代謝もあがるんです。
振動マシンにはこんな種類がある
振動マシンは大きく分けると2種類、バイブレーター式とシェイカー式があります。
- バイブレーター式
2Dタイプとも呼ばれるバイブレーター式振動マシンは、シンプルな上下振動をするタイプ。30分程度乗っていることで有酸素運動の効果があります。筋肉を鍛えるというよりも、運動不足解消や体力維持に適しています。バランスがとりやすいので初心者や高齢者にも使いやすいタイプです。
- シェイカー式
上下の振動に加えて左右の動きも入ってくるのでバイブレーター式よりバランス感覚が必要になってきます。不安定さが増すことによって筋肉の運動量も上がり、体幹やインナーマッスルなどの筋トレにも効果が期待できます。
振動回数も振動マシンによっていろいろあります。少ないものでは1分間に200回前後のものから1000回を超えるものまで。振動回数の多い方がダイエット効果が上がります。
振動の強さやモードも機種によって変わってきます。細かくレベルを調節できるマシンの方が、運動能力や目的の違いに対応しやすいでしょう。
エクセサイズバンドなど、腕や上半身を鍛えるために必要な付属品を設置できる機種もあります。
ただ立つだけじゃない。乗り方も色々
全身運動やお腹周りのゼイ肉が気になる人には定番の仁王立ちが効果的ですが、振動マシンの使い方も、鍛えたい・痩せたい部分によって体勢を変えると、より効果的な運動ができます。例えばこのような使い方。
■体幹トレーニング
両肘をマシンの上に置き、プランク姿勢をとる、または、両足を乗せてバックブリッジの姿勢をとる。
■二の腕トレーニング
両手をマシンに着け四つん這いの姿勢をとる。
■ふくらはぎマッサージ
床に仰向けに寝た状態で両ふくらはぎをマシンの上に乗せる。
振動マシンのメリットとデメリット
なかなか魅力的なダイエットマシンですが、実際どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット
- 自宅で気軽にできるので続けやすい
- 体への負担が少ない
- 短時間で効率的な運動ができる
- 乗っているだけで有酸素運動ができる
- 運動不足や体力維持に効果的
- 体幹・インナーマッスルなどの筋トレができる
- 血行が良くなり代謝もアップする
デメリット
- すぐに効果が出ない
- 筋肉増強までの効果はない
- 長時間乗り過ぎると体調を崩す
- 慣れないとみぞおち付近が痛くなる
- 妊婦・ペースメーカー使用者・体に何らかの疾患がある人の使用は勧められない
- 意外と重いので移動しずらい
即効性のあるダイエット効果や、筋肉ムキムキを期待している人たちにはあまり向いていないかもしれませんね。
振動マシンの選び方
お家で気軽にダイエットができる手軽さが人気の振動マシンですが、それだけに製品の種類も豊富。
そこで振動マシンを選ぶ時のポイントと最近人気の振動マシン3つ紹介します。
振動マシンを選ぶ時のポイント
振動マシン購入の際は次のことに気を付けてみましょう。
- 目的に応じたマシンのタイプ
- モードや振動回数、強度の調節機能
- マシンの重さとサイズ
- 音や振動
- 値段
- 口コミ
運動不足の解消程度の目的であればバイブレーター式、体幹トレーニングと減量をしたい人にはシェイカー式がいいようです。振動回数が多ければ多いほど運動量も多くなるので、しっかり運動したい人には毎分400回以上の振動数があるマシンがお勧めです。
慣れてきたころに振動回数や強度を調節できたり、使い方によってモードを変更できるマシンも便利ですね。
小さなアパートなどで、場所にゆとりがないのであれば、大きすぎるマシンも邪魔になってしまいます。小柄な物でも10kg前後のものが多いので、毎回収納したいときには重量や大きさも気に留めておかなければいけません。
さらに、作動時の振動や音が大きすぎては、ご近所の迷惑にもなりかねません。商品の詳細に静音設計について記載がない時は、口コミなどを利用して情報収集するのもよいでしょう。
人気のある振動マシン3点
大体の目安が付いたら今度はお買い物♪♪ 売れ行きの良い振動マシン3点挙げてみました。
- ALINCO 振動マシン
タイプ:バイブレーター式
振動数:約230~530回/分
調節機能:振動モード3,振動強度16段階
重量・サイズ:8kg、40×35×12(cm)
特徴:収納性の高いコンパクトサイズ
値段:12,000円前後
- AORTD 3d 振動マシン
タイプ:シェイカー式
振動数:850回/分
調節機能:振動モード5,振動強度99段階
重量・サイズ:約9kg、55×33×12(cm)
特徴:Bluetooth・音楽機能
値段:12,000円前後
- HALSEA ダブルモーターフィットネスマシン
タイプ:シェイカー式
振動数:最大1,280回/分
調節機能:振動モード6,振動速度60段階
重量・サイズ:16.8kg、97×48×18(cm)
特徴:静音設計
値段:22,000円前後
やはり売れ筋はコスパの良い2万円前後のマシンのようです。デザインの良いものや、リモートコントロールなどの付属品が豊富なマシンも好まれています。
やっぱり「○○だけダイエット」の効果は薄い?
毎日10分、簡単振動マシンだけダイエットとは言っても、1か月過ぎ、2か月過ぎてもなんだかあまり変化がない?という声もしばしば。
10分の振動でジョギング1時間分のカロリーを使う、とは言われているものの、短期間で効率よく脂肪を減らしたり、筋トレで引き締まったボディーを目指している人には、振動マシンだけのダイエットでは目標達成はなかなか難しいようです。
振動マシンの効果として、体幹やインナーマッスルの強化、代謝の向上が挙げられるのですが、さらに脂肪を燃焼しやすい体にするためには、週2回ほどの筋トレや食事管理も重要になってきます。
そういう時に頼りになるのがパーソナルトレーニングです。個別指導なので、個人の体質や運動能力にあった筋トレや、食事管理の指導をしてもらえるだけでなく、振動マシンダイエットをしている事を配慮に入れて、運動レベルの調節もしてもらうこともできます。
例えば、今日はジムでは軽めの筋トレ、仕上げはお家で振動マシン、というコンビネーションも可能ですよね♪
まとめ
家庭でも手軽にできる振動マシンダイエット。でも本当に乗っただけで痩せられるのでしょうか?
振動マシンにはバイブレーター式とシェイカー式の2つのタイプと振動回数や強度の違いなどがあって、ダイエットの目的などによって選ぶ種類が変わってきます。
簡単に短時間でできるダイエット法ですが、やはり結果が出るまでに時間がかかったり、筋肉増強などには不向きなようです。
振動マシンで代謝をアップさせながらパーソナルトレーニングを併用して筋トレや食事管理もしっかりしていくことで、効率よく脂肪も落とせて、健康的なスッキリボディーになれるんですね!