最近注目されているヴィーガン。ヴィーガンレストランなども見かけるようになってきましたよね。
ヘルシーなイメージがあるけど、ヴィーガンになると痩せることができるのでしょうか?この記事ではそんな疑問にお答えしたいと思います!
目次
ヴィーガンとは?
ヴィーガンとは、ベジタリアンの一種です。ベジタリアンには、肉だけを食べない、肉と魚は食べないけど乳製品は食べる、などいくつかの種類があります。
その中でもヴィーガンは、全ての動物性食品を一切食べない、完全菜食のベジタリアン。乳製品や卵はもちろんのこと、蜂蜜や鰹出汁、コンソメなどもNGとなります。
ヴィーガンで痩せる?
ヴィーガンになると、野菜中心の生活になるため、通常の食生活よりも食物繊維が多く摂取できます。その結果、腸内環境が整えられ、以下のような効果が期待できます。
- 便秘解消
- デトックス効果
- 基礎代謝アップ
また、動物性タンパク質を摂取しないことで体臭が少なくなるとも言われています。
ヴィーガンを実践すると痩せやすい体質になる上に美容効果も高く、嬉しいことがいっぱい。しかし、やるだけで自動的に痩せるということではないのです!気を付けないとかえって太ってしまうことも。
ヴィーガンダイエットをしようとした時に1番悩ましいのが、タンパク質不足。タンパク質を十分に摂れないとどうしても食事の満足度が低くなります。
その結果、お腹を満たすために炭水化物の摂取量が多くなり、糖質の摂りすぎやカロリーオーバーになることが。動物性食品を排除していても体重が増える、ということが起こり得ます。
ヴィーガン用のおやつなども聞こえはいいのですが、単に動物性食品を使っていないというだけで、ヘルシーでも何でもないこともあります。それに、太る食品代表のフライドポテトだってヴィーガン食品なわけです。
ヴィーガンダイエットのポイント
先ほど述べたように、ヴィーガンとは完全菜食主義のことを指し、動物性食品さえ口にしなければ他には何の制約もありません。つまりどれだけ糖質を摂ろうが問題ないのです。
でもそれでは痩せないですよね。ここでは、ヴィーガンでダイエットを成功させるためのポイントを見ていきましょう!
タンパク質を意識的に摂取する
私たちは日々のタンパク質を肉や魚、乳製品などの動物性食品から摂取していますが、ヴィーガンの場合は豆類がタンパク源となります。
通常食と比べてタンパク源のバリエーションが乏しくついつい不足してしまいがちですが、タンパク質はダイエットには最も欠かせない栄養素の一つ。
納豆や豆腐などを積極的に摂り、パスタやサラダ、スープなどにもトッピングとして豆を使うようにしましょう。お肉が恋しくなった時は、大豆ミートを活用するとちょっとだけお肉気分を味わえます。
また、タンパク質を補う方法として、プロテインを活用するのも手。ソイプロテインやピープロテイン、玄米プロテインなどは動物性食品を使用していないのでヴィーガンの人も飲んでも大丈夫です!
糖質摂取量を減らし、質にも注意する
ヴィーガンでは炭水化物の摂取量が多くなりがちなので、カロリーコントロールが必須です。三食の中で栄養バランスを考えて、炭水化物を摂り過ぎないように気を付けましょう。
また、質にもこだわるべきです。白米やパンなどの精製された糖質は血糖値の急上昇を引き起こします。血糖値が乱高下していると食欲のコントロールも難しくなり、太りやすい身体に。糖尿病のリスクも高まります。
白米より玄米、パンは全粒粉に、というように精製されていない糖質を摂るようにしましょう。糖質の量としては大差ないですが、血糖値が緩やかに上昇して安全で、また、栄養面でも優れています。
そして、言うまでもなく、ヴィーガン的にはOKでも砂糖たっぷりのお菓子などは食べないようにしましょう。
運動も忘れずに
ダイエットに食事管理は必須ですが、同様に運動も欠かせません。スリムで健康的な身体を作り、維持するためには筋肉をつけなければならないからです。
ヴィーガン食でカロリーを多めに摂ってしまった時も、しっかり運動して消費できれば安心です。運動する時には、先ほど紹介したプロテインを活用すればトレーニング効果もアップします!
ヴィーガンダイエットの注意点
ヴィーガンになる背景は、宗教、動物愛護、環境保護、健康志向など人によって様々です。そのため、人によっては非常に厳格にヴィーガン食を実践している人もいるでしょう。
しかし、あくまでもダイエット方法としてヴィーガンを行う場合は神経質になりすぎないことも大切です。食生活がガラリと変わるので、長期に渡って無理をすると体調を崩したりストレスを感じる場合があります。
また、お店で作られているものに何が入っているか全てを知ることはできないので、よく外食をする人もヴィーガンを徹底するのは難しいかもしれません。食べれるものが何もない!とパニックになる可能性も。
ヴィーガンを行う際には、
- 期間を決めて行う
- できる範囲で行う
この2点を頭に入れておきましょう。
また、ヴィーガンダイエットは、妊娠や授乳期間には避けたほうが良いでしょう。赤ちゃんの発達に必要な栄養素のうちの幾つかは、植物性食品から摂ることが難しいからです。
まとめ
ヴィーガンは動物性食品が食べられないので、栄養素が偏りがち。しかし、腸内環境を整えるヘルシーな食事でもあるので、栄養バランスを意識しながら行えばダイエットは可能です。
食事管理をして、かつヴィーガンとなると少しハードルが高いイメージがありますが、そんな時にはパーソナルトレーニングを活用してみるのも良いでしょう。
プロのパーソナルトレーナーがあなたのニーズに合わせて適切な食事管理を提案してくれます。もちろん、美しく痩せるためのトレーニングもバッチリサポート。
ヴィーガンに興味がある人は、できるところから是非チャレンジしてみてくださいね!