韓国人の食卓に欠かすことのできないキムチ。そのキムチが最近「ダイエットにも効果的」と日本でも話題になっています。
と疑問を持つ方も多いのでは？そこで今回は、キムチのダイエット効果や取り入れ方についてまとめてみました！
目次
キムチってダイエットに効果的？
キムチとは白菜などの野菜を唐辛子やニンニクで漬けた韓国発祥の漬物。辛いだけでなく独特の旨味を持っているキムチですが、実はダイエットにもとても効果的な食べ物なんです。
植物性乳酸菌がたっぷり
キムチは数百種類もの植物性乳酸菌が億単位で含まれている発酵食品。植物性の乳酸菌はヨーグルトなどの乳酸菌より丈夫で、生きたまま腸に届くんです。また、キムチの主な原材料は野菜なので、たくさんの食物繊維を摂取することができます。
そうなんです。腸内環境が整うと、消化吸収する力が高まり代謝の改善にもつながります。
唐辛子効果でアドレナリンが出る
キムチには欠かせない唐辛子には「カプサイシン」という辛み成分が含まれていて、これを摂取すると、交感神経を刺激してアドレナリンが放出されます。アドレナリンは気持ちをハイにさせ、身体が熱くなるとともに発汗が始まります。
それはまさに代謝が上がっている証拠。内臓脂肪を燃焼させるのに役立ちますよ。また、アドレナリンは脂肪を分解するホルモンと言われているので、ダイエットには嬉しい効果が期待できます！
ビタミンもたっぷり
キムチは加熱せずに作るため、野菜に含まれているビタミンCを壊さずに摂取することができます。また、発酵過程で作られるビタミンB類は、新陳代謝を即し、体内の余分な水分を体外へ排出させます。さらに唐辛子はビタミンAを多く含み、ビタミンAの素となるβカロテンも含まれています。
ダイエットに効果的なキムチを選ぼう
キムチは素材や製法によって種類がたくさんあります。しかし、どのキムチもダイエットに効果的なわけではないので、ポイントをしっかり抑えて選びましょう。
塩辛をチェックする
ダイエットに効果的なキムチを選ぶなら、アミエビなど魚介類の塩辛が入っているかチェックします。魚介塩辛は乳酸菌が豊富なうえ、肥満の抑制に効果的な成分を持っています。また、魚介塩辛を使わないキムチには旨味成分が足らず、結局「化学調味料」でそれを補うことになるのです。
原材料は入っている量が多い順に標記されているので、白菜と唐辛子に次いで魚介系の塩辛が入っているか確認すると良いですね。
主原料をチェックする
キムチは四季の様々な食材で漬けるので、代表的な白菜キムチの他にもきゅうりのキムチや大根キムチ、えごまの葉キムチなど、その種類はかぞえきれません。どれも主な具材は野菜なのでダイエットに効果的ですが、野菜によって効果・効能が違うので目的に合わせて選びましょう。
例えば、白菜は他の野菜より低カロリー・抵糖質なのでダイエット向き、きゅうりは利尿作用が高くむくみ解消に良い野菜です。また、大根は炭水化物の消化を促しますし、えごまの葉のロズマリン酸という成分は、ブドウ糖が中性脂肪に変化するのを防ぎます。
作り方をチェックする
市販のキムチには、浅漬けにした野菜をキムチ味の調味料で味付けしただけのものもあります。これには乳酸菌が含まれていません。本来キムチは乳酸菌を発酵させることによって作られるもの。効果的にダイエットをしたいのなら「天然発酵」「自然発酵」といった記載があるかチェックを忘れずに。
とはいっても、水キムチなら大丈夫！水キムチは浅漬けのように淡白で、唐辛子やニンニクが入らない白いキムチ。たくさんの野菜にリンゴやナシなどの果物が入ってサラダやスープ感覚で食べられます。
水キムチはお米のとぎ汁の中に様々な野菜を入れて発酵させるのですが、この時野菜についている常在乳酸菌がとぎ汁を餌にしてたくさん繁殖するんです。その数は赤いキムチの２倍以上！作り方も簡単なので、特に夏場は冷蔵庫に常備させておきたいですね！
キムチでダイエットする際の注意点
ダイエットにうれしい効果がたくさんあるキムチですが、食べ過ぎや食べ方に注意しなければなりません。
食欲増進効果に注意
キムチ独特の旨味のある辛さは、食欲を増進させる効果があります。しかし、キムチは塩分を多く含んでいるので、食べ過ぎはむくみや代謝が低下する原因になってしまうんです。一日に食べるキムチの量は50ｇ程度が目安です。
食べ方に注意
キムチは漬物なので、そのまま食べたほうが栄養分を効率よく取り入れられます。とくにキムチに含まれている乳酸菌は熱に弱く、加熱すると死んでしまいます。また、ビタミン類も加熱によって減少するんです。
いえいえ、ビタミン類は減少するとはいえ完全になくなるわけではなく、乳酸菌も死んだからといって効果がなくなるわけではありません。死んだ乳酸菌は、腸内の悪玉菌を体の外へ排出してくれる働きがあるんですよ。
とはいえ、含まれる酵素は加熱しないほうが摂れるので、キムチを加熱する場合は最後にさっとあえる程度が良いでしょう。
キムチを食べて効率よくダイエット
キムチにはたくさんのダイエット効果が期待できますが、キムチを食べていれば痩せる、もしくは太らないというのではなく、あくまでダイエットをサポートしてくれる食材として、普段の食事に上手に取り入れていくことが大切です。
たしかに、カプサイシンはアドレナリンを分泌する働きがあり、脂肪を分解する効果が期待できます。しかし、これはあくまでも脂肪を分解するだけで、使わなければまた脂肪に戻ってしまいます。脂肪を実際に燃焼させるには運動が必要。運動前にキムチを食べると脂肪燃焼効果がアップしますよ。
そんな方にはマンツーマン指導のパーソナルトレーニングがおすすめ。運動が苦手で続かない人は、運動を続けられる環境に身をおくことが大切です。プロのトレーナーが利用者の体力を見極め、無理なく続けられるトレーニングを提供し、適度なペースでトレーニングの強度を向上してくれるので効率的です。
また、トレーニングだけでなく食事指導も受けられるので、キムチの取り入れ方もアドバイスしてもらうと良いですね！
まとめ
韓国の伝統的な食品であるキムチは、ダイエットにとても効果的。しかし、食べ方や選びかたを間違えると逆効果になってしまいます。原材料や製造方法をしっかりチャックし、正しく摂取したいですね。
キムチは、唐辛子に含まれるカプサイシンが脂肪燃焼・分解効果のあるアドレナリンを分泌するほか、腸の調子を整える乳酸菌やたくさんのビタミン類が多く含まれているので、毎日食べることによってダイエットを実現しやすい体になります。
ただ、食べているだけで痩せるのは難しく、運動と合わせることでキムチのダイエット効果を最大限に引き出すことができます。
そうですね。ぜひ、パーソナルトレーニングに通いながらキムチを上手に取り入れて、スリムで美しいボディを手に入れてください。
