「必死にダイエットしたのに、なんだか自分が目指していたボディとは違う・・・。」そう感じている人は、皮余りが原因かも!?
この記事では、皮余りが起こる原因と、皮余りの予防法・解消法について見ていきたいと思います。
皮余りはなぜ起こる?
自分の身体を触れば分かる通り、皮膚は伸び縮みするものです。太ったことによって体内の脂肪が増えると皮膚はそれに合わせてどんどん伸びていきます。
体重が減れば皮膚も縮んでいきますが、そのスピードは脂肪が減っていくスピードと比べると緩やかなため、皮膚とその下にある脂肪の間に隙間ができてしまいます。それが皮余りです。
また、長期間皮膚が伸びっぱなしだった(=太っていた)場合には、皮膚を構成するたんぱく質であるコラーゲンとエラスチンがダメージを受け、皮膚が元に戻る力が弱まってしまいます。
最悪の場合、元に戻らないことも。
ダイエット後の皮余りを予防する方法
元に戻らない可能性がある皮余り。であれば、予防することが何より大事です。
皮余りが起こらないようにダイエットするにはどんな点に気をつければ良いのか、チェックしていきましょう。
- 太ってしまったらなるべく早く対処する
先ほど述べたように、太った身体をほったらかしにしていると、皮膚がダメージを受けて、元に戻る力が失われます。長期間その状態が続くほど、皮膚が伸びきってしまいます。
太ったな、と感じたらなるべく早くダイエットに取り掛かりましょう。太っている人ほど、今すぐの対処が必要です!
- 急激なダイエットはしない
ダイエットは短期決戦で行おうとする人が多いですが、急激なダイエットを行うと、皮膚が元に戻るスピードが追いつかずに皮余りが起こります。
また、リバウンドしやすく、健康被害も起きやすいので注意しましょう。
1週間で0.5〜1kg、1ヶ月で1〜3kgを目安に、緩やかなペースで体重を落としていくのが大切です。
- 筋トレをする
皮余りを予防するのに筋トレは絶対に欠かせません。筋肉を鍛えることで、皮膚のその下の脂肪との隙間がなくなり、ハリのある身体を作れます。
また、皮膚の再生には代謝の機能が大きく関係しています。筋トレには基礎代謝を高める効果があるので、皮膚が元に戻る力もアップします。
- たんぱく質とビタミンCを積極的に摂る
皮膚の再生に重要な栄養素はコラーゲン。コラーゲンの元になるたんぱく質とビタミンCを積極的に摂りましょう。
たんぱく質はお肉や魚、卵、大豆製品、プロテインなど、ビタミンCは果物や野菜などに含まれています。
コラーゲンサプリなどを使うのも手ですが、サプリで摂ると身体に吸収される前に大部分が消化されてしまうと言われているので、食事からたんぱく質とビタミンCをそれぞれ摂るのがベターです。
たんぱく質は筋肉の強化にも必須の栄養素ですので、カロリーオーバーに気をつけながらうまく食事に取り入れていきましょう。
- 日焼け・喫煙をやめる
日焼けや喫煙は肌に大ダメージを与え、皮膚の老化を促します。どちらもお肌にとっては何のメリットもありませんので、ダイエット中かどうかに関わらず、やめることをお勧めします。
皮余りができてしまった場合は?
予防に努めるのが第一ですが、もし皮余りができてしまった場合は、まず皮膚の再生力を高めることにフォーカスしましょう。
先ほど述べた皮余り予防法を実践することに加えて、身体の血流を促進するためにゆっくりお風呂に浸かったり、ストレッチをするのが良いでしょう。ぐっすり眠ることも皮膚の再生機能を高めてくれます。
また、マッサージオイルで皮膚を保湿することも大事です。顔を毎日保湿するのと同じように、身体も保湿してあげることでハリをキープすることができます。
皮余りがどうにもならない場合は外科手術で皮を切除するという選択肢もありますが、費用がかなり高額で様々なリスクも伴う手術ですので、できれば避けたいところです。
まとめ
皮余りを防ぐには正しいダイエットが1番。急激に無理なダイエットはせず、じっくりと食事や生活習慣を見直し、筋トレをすればあなたの理想のボディになれるはずです。
自力で食事改善や筋トレを実践するのが難しいという人は、パーソナルトレーニングを利用するのも手でしょう。食事面でも運動面でも、プロのパーソナルトレーナーがバッチリサポートしてくれるので、皮余りのリスクは大幅に下がりますよ。
綺麗に痩せたい人の参考になれば幸いです。